新桃用誤辞典

主観混じりまくりのネタ辞典。基本的にどうでもいいことが書いてあります。
増えてきたらページ分けて索引付ける予定。





あしゅら
えんま王子飼いの将であり鬼族随一の恥将智将。サブメンバーの中ではえんま様と並ぶパーティー加入率を誇る人気キャラ。装備は絹……というかぶっちゃけ常に全裸だが、なぜか誰一人つっこまない。夜叉姫もつっこまない。美形だからいいやとか思ってるのかもしれない。台詞の頭に「ふふふふふっ!」とつけるのも非常にうざったいが誰もそんなことは言わない。美形だからみんな許しちゃうのかもしれない。
冷たい井戸水の味を「私の美しさのよう」と表現するような生粋のナルシストながら、要所要所で覗かせる自分を省みない熱さがいい味を出している(「えんま様を裏切り者と呼ぶのはやめろ!」「友のためならこの身、切り裂かれても悔いはない!」)。
専用の術を数多く持つが、その大半がひらがな4文字の名前なのでかなりややこしい。




男湯(おとこゆ)
当然のようにキーコが付いてくる件。




おにぎりの鬼(おにぎりのおに)
行動が回ってくるたびにいちいち「へい! らっしゃい! おにぎり いかがっすか?」とメニューを選ばせてくる面倒な鬼。具はおかか、べに シャケ、うめ、たらこ、こんぶ、チキンからし、めんたいこ、シーチキンの8種類。
最初からカーソルのあっている一番上の「おかか」を普通に選ぶのが一番ダメージが少ない(3)という狙ったんだか天然なんだかよく分からない罠が仕掛けられているため、深く考えてしまうタイプの人は真ん中あたりの具を選んで余計なダメージを食らう。また、素直におかかを選んだ人は「え? 3しか食らわないの?」と訝しがり、次回に試しに他の具を選んでこれまた余計なダメージを食らう。
まあどの道、最初の数戦だけでしか発揮されない厄介さなのだが。




鬼の世界の寺子屋(おにのせかいのてらこや)
「ねえねえ! 鬼の世界にも 寺子屋って あるの?」「坊や! 鬼の世界にも 寺子屋みたいなのは あるよ! でも カルラの 命令で 戦いの歴史ばっか おぼえさせられるのさ!」
サルカニの村での子供と鬼の会話。……深くは触れないが、「どっか」を連想させられる。歪んだ倫理観の鬼たちが育つのも納得である。




女湯(おんなゆ)
村2、3個分の容量と引き換えにして投入された、スタッフの心意気。しかも二つ。
精一杯の愛を込めて、このバカ共がという言葉を贈りたい。




かりそめの術(かりそめのじゅつ)NEW
「いいえ、あしゅらはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの分身の術です」
「……はいっ!」
というわけで、新桃の夜叉姫が使えない子になってしまった大きな理由のひとつ。
ちなみに他の理由は、唯一の攻撃術にしてポスト鹿角である流れ星があまりにもあまりな威力なこと、得意な天候になるエリアをキレイに避けて仲間になること、誰も望んでないのに1段からやり直してしまうことなどなど。




黄粉坊(きなこぼう)
地蔵菩薩以上に「地獄に仏」という言葉を体現する救世主。止めを刺したキャラクターの体力と技を完全回復させてくれる。逃げ足は速いが、わりと4体くらい同時に出てきてくれたりする上特にしぶとかったりもしないのでさしたる問題なし。
名前どおり、黄粉で出来た妖怪であるらしい。なんか雰囲気的にいい奴っぽいのでこういう役回りになったのかもしれない。




銀の鬼・金の鬼(ぎんのおに・きんのおに)
初代桃伝に登場した序盤のボスキャラ。のちのちザコとしても出てきた。名前のイメージどおり赤鬼青鬼などの色違いキャラで、さらに上位のものとしてパールの鬼、金銀パールプレゼントの鬼なんてのもいた。まあキングスライムあたりのポジションと思っておけばいいと思う。が、新桃ではなぜか個人名になっており、ラストの鬼ヶ島で「お久しぶりです! 金の鬼です!」などとどう見ても金じゃない奴が名乗ってきてプレイヤーを戸惑わせた。
ばっかんき、酒呑童子同様にカルラの出世に利用された鬼という設定もついていた。




くさったタイ(くさったたい)
腐る前ならば千両で売れたのだが、そんな事よりも「道具袋を空けたらせっかく釣ったタイが腐っていた」というその純粋な事実が初見のプレイヤーをへこませるがっかりアイテム。なんとか価値を見出そうと試しに使ってみたときの「くさっているのですてるしかありません!」という当たり前のメッセージが世の無常を教えてくれる。




ケーケッケッ!(けーけっけっ!)
カルラの笑い声。よく間違われるが、「ケーッケッケッ!」でも「ケーケッケッケ!」でもない。正しくはケーケッケッ!である。声に出してみると、その独特な響きがよく分かる。




酒呑童子の四天王(しゅてんどうじのしてんのう)NEW
毎年、数千数万の若い鬼から選ばれるエリート中のエリート。現在のメンバーははがねのかね童子、不死身のくま童子、怪力無双のとらくま童子、炎のほしくま童子の四人。中でもかね童子ととらくま童子の二人は大地崩壊の際、危険を顧みずおじいさんとおばあさんを助けてくれた恩人にして真の漢である。それぞれが「物理攻撃を二倍にして反射」、「術吸収」、「装備解除」、「攻撃術連発」の特性を持つ。
あれ? 実は酒呑童子ってかね童子に勝てないんじゃね? ……いや、そんなことない。飛影はそんなこと言わない。
あれ? 拳で勝負とかいいながらとらくまの奴金棒持ってね? ……いや、気にしちゃいけない。飛影はそんなこと言わない。




すゞめのお宿6(すずめのおやどろく)
やり込み派プレイヤーの聖地。ここのつづら屋はその値段に対してに手に入る景品の価値が高く、その上ものふやしの玉というレアアイテムを置いている。ここで高額アイテムを増やして売る作戦で事実上資金の無限増殖が可能。さらにそれによって手に入れた資金でものふやしの玉を大量に集め、仙豆を増やすことで、キャラのステータスを好きなだけ上げることが出来るのである。銀次、夜叉姫あたりに一線級の活躍をさせたいならここへ行って頑張ってみよう。ちなみに私はこの方法で夜叉姫の攻撃力をパーティー最強にした。




仙人(せんにん)
みんながみんな同じ顔で「ウヒャヒャ……!」と笑う、桃太郎に術を授けてくれるすごいおじいちゃんたち。「じゃ」を「ぢゃ」と言うのも全員共通。
初代桃伝ではいっかくせんにん、しかいせんにん、だいちのせんにん、むげんせんにんといった個性豊かでカッコイイ名前が付いていたのだが、リメイク版であるターボ以降なぜか簡略化され、新桃でもやはりほぼ全員が「術の名前+仙人」という形式になっていた。むげんせんにんにいたっては存在自体抹消され、だだぢぢの術は失われたまま帰ってこないという衝撃の展開を生む。
個人的に、「きんたん仙人」とか「鹿角仙人」だとその術を授けるためだけに作られたキャラという感が強くなるのであまり好きではない。




大黒様(だいこくさま)NEW
福の神よりもこっちに仲間になってほしいのは私だけではないはずだ。
「こらしめた鬼」にこの名が並んでいるのを見ると、ちくりと罪悪感。




小さなつづら(ちいさなつづら)
すゞめの涙が出てくると、「あー、やっぱ世の中甘くねえな」というやさぐれた気分になれる。
あれは、「現実世界では何も考えずに大きなつづらを選ぶ奴の方が勝ち組になれたりするよ」という、原典に対するCPUなりのアンチテーゼなのかもしれない。重い。




といちや
桃伝シリーズにおける預かり所、またその店主の名前。十日で一割の利息=トイチから名づけられており、その名が示す通り店主は非常にがめつく金のことばかり考えている。大金を積むことで仲間にすることも出来るが、はっきり言って役には立たない(無理をすれば使えないことも無いが、財布の中身は大変なことになる上それほどの活躍はしない)。
かつては全滅時の所持金半減への備えとして必須の施設といえたが、新桃においては全滅=ゲームオーバーであるため、事実上、金を預ける必要がほとんどなくなってしまった。ただその代わり、使わない貴重品を押し込む倉庫としては大活躍なので存在意義は健在といえよう。
店の奥の掛け軸には、「じぶん勝手は 人に にんたいの力を つける!」「金のあるやつ 強いやつ!」等、人間性を疑わざるを得ないような格言が書かれている。……仙人の庵や料亭い志ゐの掛け軸にも同じことが書かれているのは、多分触れちゃいけないトコである。




鶏の声(にわとりのこえ)
桃太郎シリーズの宿屋の伝統。ドラクエで言うところの「ちゃーらーらーらーちゃっちゃっちゃー♪」に当たるSE。
声はすれども鶏の姿を見かけることはゲーム中で一度たりともなく、一体どこから聞こえてくる声なのかは永遠の謎である。




人気度(にんきど)
これが高いという理由で宿賃が半額になったり、これが低いという理由で茶店の品物が倍額になったりする神秘のパラメーター。
仲間を守りきれなかったときに下がる数値は2だが、女湯を覗くと一気に16も下がる。……人間社会において「女性」を敵に回すと大変なことになる、という真理を見事に表現している。




寝太郎(ねたろう)
ある意味ユキだるま以上に使いようの無いキャラ。戦闘中、9割がたは眠っているだけ。起きる確率は毎ターン16分の一。たまに目を覚ますと、「かばう」で全員を守り、攻撃時は確実に改心の一撃を繰り出せる。が、行動をキャンセルしただけでまた眠りだしたりする。どうしようもない。
ただ眠ってるだけで村の皆からめちゃくちゃ愛されている。体から何か特殊なフェロモンでも出てるんじゃなかろうか。
橋ふさいでたって別に、登るなり足の辺りをまたぐなりすれば通れるんじゃね?というのは禁句です




白象の足袋(はくぞうのたび)
まともな装備ができないサブメンバーの命を守る最後の希望。防御力30。裸の大将ことあしゅらは装備できない。
白象とは読んで字の如く白い象の事であり、特定の種ではなく突然変異で稀に生まれるものを指す。東南アジア、特にタイでは神聖視され、かつては官位まで与えられる存在だったという。
ちなみにこのアイテムを落とす「あいらばた」とは「アイラーヴァタ」の事である。




はちずまびん
桃太郎伝説外伝夜叉姫伝説ではマンダラ王の手先、しかも印象に残る最初の中ボスだったはずなのだが、そ知らぬ顔で登場してこちらの武器を叩き落す蛮行に勤しむ。なかなかいい度胸である。




はらだしのお茶(はらだしのおちゃ)
はらだしが飲むと体力・技が完全回復するが、人間にはまずくてとても飲めたものではないらしい未知の成分のお茶。
というか腹を壊して体力が20も減る以上、まずいまずくないの問題ではないような気もする。
「はらだしの玉」を使ってはらだしに変身して飲んでも結局腹を壊すことを知った時のがっかり感は、なかなかでかい。




日照り(ひでり)
真昼の悪夢。この天気を苦手とするキャラクターは非常に多く、メインキャラ4人のうち桃太郎以外の全員が無力化されてしまう。ましら空気読め。




吹雪の術(ふぶきのじゅつ)
なぜ夜叉姫にこの術を設定しなかったのか、不思議でならない。




古びた壷(ふるびたつぼ)
通常の売値は一両だが、16分の1の確率で1000両になる。……気になるのは、「手に入れた時点」ではなく、「売ろうとするたび」に値段が判定される事。
「古びた壷 ですと 本日は特別に 1000両で 買い取りますが よろしいでしょうか?」。
本日は特別にってなんだ。なんでそんな突然に値が跳ね上がるんだ。……新桃世界の闇を垣間見た気がする。




緑の岩(みどりのいわ)
大江山最難関の謎。小さな部屋に緑の岩、赤の岩、黒の岩が配置されているだけで、それ以外何の説明もない。それぞれ、調べると襲い掛かってくるのだが、緑の岩を倒した時だけ道が出来て次の部屋に進めるようになる。しかしそこも最初の部屋と同様に三つの岩があるだけ。緑の岩を倒す→次の部屋→緑の岩を倒すという作業が延々と続き、次第に「もしかしてこれって無限ループ?」という不安をプレイヤーに抱かせる。岩自体も決して弱くはない為、途中で心が折れそうになった人は多いはず。




勇気の剣(ゆうきのけん)
ゲームクリアに必要不可欠な武器。オープニングでダイダ王子によって弾き飛ばされ失われるが、終盤、錆びた状態(攻撃力1)で発見される。豊かの村の青き隕星の力を借りれば、かつての切れ味を取り戻すことが可能。その攻撃力130は全武器中ダントツの威力を誇り、二位の希望のまさかりに30もの差を付けるまさしく最強の剣である。
竹取りの大地の岬で掲げることにより十戒の如く海を割り、鬼ヶ島への道を作り出してくれる。しかし、新桃の鬼ヶ島は周囲が高い崖になっており船はおろか空飛ぶ城でさえ上陸できなかったはずである。二足歩行に適した状態とは思えない海底を延々と歩き続けた挙句、まともな装備もなしにキロメートル単位に達してもおかしくない高さのロッククライミングをするハメになったであろう桃太郎一行の心境を考えると、同情の涙を禁じえない。




よっさん
誰の事なのか分かる人はなかなかの通。何を隠そう、銀次の父である。
本人が名乗るわけではなく、料亭の客のひとりに話しかけるとその名を口にする。




鹿角の術(ろっかくのじゅつ)
シリーズを代表する術、と言っても過言ではない存在感を誇る一撃必殺の大技。最大技数の30%を消費して敵全体に会心の一撃を与える。
発動時、「キュピン」という美しい音と共に一瞬画面の中心が光る演出は「桃太郎の刀がするどさをました!」というテキストと絶妙にシンクロし、全作品中屈指のカッコよさである。アジャセ王子にこれをあっさり受け止められた瞬間の衝撃は言葉に出来ないものがあった。
プログラム上、最大技数が863〜865の時には消費ゼロで無限に使用できると言う裏技が存在するが、そこまで技を上げることなど普通はない為、通常プレイする上では特にゲームバランスを壊す要因にはなっていない。




技の仙豆(わざのせんず)
存在価値が全く分からないが、さすがに禁断の仙豆には敵わない。




!(エクスクラメーションマーク)
桃伝シリーズの台詞の語尾を飾る記号。その頻度たるや、ワイルドアームズシリーズの「ッ!」が霞んで見えなくなるほど。ほとんど「。」の代わりみたいな扱いである。









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